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管理業務主任者 試験ガイド

試験の傾向と対策

●合否を左右するポイントは、法令系科目の攻略にあり!

管理業務主任者の出題は、「法令系」と「会計・管理実務系」、「設備系」の3つの系列から出題されることを見てきました。
過去の試験問題を振り返ってみますと、なかでも法令系からの出題は圧倒的に多く、50問中35問程度は法律問題から出題されます。特に区分所有法や民法、標準管理規約などの科目では、毎年出題が集中しています。

法律系の問題がたくさん出題される傾向は、管理業務主任者試験もマンション管理士試験も同じです。その上で両試験の傾向のちがいを述べるとすれば、主要科目の「区分所有法」と「民法」において、管理業務主任者試験では民法にウエイトが置かれ、一方のマンション管理士試験では区分所有法からより多くの出題がなされているということです。

一般にマンション管理士と管理業務主任者試験では「区分所有法が主役」といわれています。しかしやはり、区分所有者の意見をまとめる役割は、どちらかといえばマンション管理士の仕事だからです。一方の管理業務主任者試験では、契約上の義務の遂行という観点から、民法の理解が求められているようです。

●基本項目を確実に押さえたい管理実務・会計分野

法律系分野と比べると、管理実務・会計からの出題は、少なめであるといえます。マンション標準管理委託契約書(管理)と会計を併せても、毎回の出題数は7~8問程度です。
とはいえ出題配分が少ないために、試験の対策がしにくい側面もあります。基本的な問題を落とさずに拾っていけるかに気を使う必要がありそうです。

●実践的な設問の多い建築・設備

建築設備系からの出題は、「維持保全・修繕」などのメンテナンスに関する出題が特長的で、より実践に即した出題であるといえます。この分野で学ぶ内容はどれも、マンション管理業の実務には欠かせないものばかりです。また、出題も10問前後に及びますので、初学者の方も苦手意識を克服して取り組むようにしてください。

総括すると、法令系の区分所有法と民法、標準管理規約が主要科目。管理実務・会計と建築・設備は、得点率の差の出やすい気の抜けない科目ということになります。
次ページ以降で、各科目の詳細を追っていきます。管理業務主任者試験の全体像を把握するために、ぜひ読み進めてください。


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