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管理業務主任者 試験ガイド

管理業務主任者とマンション管理士は似ています。

一人二役を担える職業とそうはできない職業があります。
毎月、顧客企業の会計処理をサポートする税理士は、その会社のオーナーに経営面でのアドバイス(コンサルティング)も行います。現場の会計処理をして現場のことがよく解っているので、全体的な方向づけもできるわけです。

この税理士の担う一人二役を、マンション管理業界では、管理業務主任者とマンション管理士の2手に分かれて行います。管理業務主任者が主に現場の処理(建物保全)、マンション管理士が主に運営面でのアドバイス(管理組合のコンサルティング)のパートを受け持っています。

マンション管理業界では、扱う対象が建物であり、現場の処理には組織的(大掛かり)な動きが必要です。だからパソコン一台で現場の処理ができる税理士業のように、一人二役というわけにはいきません。また責任者の所在を「現場」と「運営コンサルティング」のそれぞれに分担することで、住民の方にとってより適正なマンション管理を行うことができる、と行政は考えました。

そのため全く同じような見識やスキルを持つ専門家が、マンション管理業界では二手に分かれて働いているのです。後のページで詳しく紹介していきますが、管理業務主任者もマンション管理士も、その仕事内容には密接に関連するところがあります。資格試験の合格を目指して勉強する内容も非常に似通っています。

当サイトの管理人がここでお伝えしたいのは、「今後の就業人生を、マンション管理の仕事ひと筋に打ち込む」と決めると、非常に幅のあるキャリア形成が可能になる」ということです。当然ですが、みなさんの歳が若ければ若いほど、ゆとりを持って、職業人としての今後の歩み方を方向づけることができます。

それはすでにお話ししたように、逼迫した日本のマンション事情があるからではありますが、仕事とはすべからく、人のお困りを受け止め解決してあげることにほかなりません。困っている方が多いほど、その解決に向かう専門家の将来は明るい、という言い方をしても差し支えないと思います。

そして「幅のあるキャリア形成」とは、
◎管理業務主任者としてマンション管理会社の社員としてステップアップする
◎マンション管理士へと転身する
◎独立開業者として定年のない働き方を手に入れる
などの選択肢の多い将来を生きるということです。

どんな業界でも「先行きの不透明感」が囁かれるいまの時代にあって、マンション管理業界には展望があります。そこには「企業が拡大路線を歩む」といった華やかさはないにしても、必要不可欠なニーズがあります。そのことをよく熟考して、真摯に受け止めていただきたいのです。


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